むかばきひとり旅Ⅰ

2月27日()~28日()の1泊2日で「むかばきひとり旅Ⅰ」を開催いたしました。

宮崎県青少年自然の家における新型コロナウイルス対応ガイドラインに基づき運営いたしました。

感染症拡大の影響により、開催日の延期や日程の短縮を行いながらの実施となりましたが、例年とは一味違う冬のむかばきならではの2日間となりました

 

今回のテーマは「仲間と協力し  スキルを身に付け  野外炊飯を達成する」です。

1日目は、2日目のカレーづくりにむけて班のチームワークを高めつつ安全確保などの「知識」と火を扱う「スキル」を獲得する活動を行いました。

 

アイスブレイクの様子


 

野外探検の様子

班ごとにコースを回りながら、安全確保に関する問題や火に関するチャレンジに挑戦しました。

探検の点数に応じて、それぞれの班へカレー作りで使用する「マッチ」が手渡されました。




たき火体験の様子

薪の順番や火のおこし方、火の強さの調節など説明や実験を交えながら体験しました。

たき火の暖かさや自分で焼いたマシュマロが思い出に残った様子でした。




夜はキャンプファイヤーと翌日のカレー作りに向けた作戦会議を行いました。

作戦会議シート


それぞれの班で時間配分や役割分担などを話し合いました。

名前で呼び合いながら、一日目で発見したお互いの得意分野を活かせる作戦を練っていました。

 

2日目はいよいよカレー作り。むかばき所員から作戦シートにアドバイスをもらい、いざスタート!

子どもたちの作戦を信じ、危険な時と作戦から大幅に遅れたとき以外は手出しも口出しもしないルールです。所員も高校生のボランティアもただじっと見守ります。

あいにくの雨にも影響され、多くの班が火おこしに苦戦していました。

1日目にゲットしたマッチを使いきり、途方に暮れる班がなんと3班も…!!

 

ですが、カレー作りを諦めた班はひとつもありませんでした。

火おこしがうまくいかない理由を話し合い再チャレンジする様子や、原始的なまいぎり式火起こし器を一生懸命動かす様子が見られました。火おこしがうまくいった班からの「余ったマッチ使う?」との提案も( ;∀;)

所員のアドバイスも借りながら、最終的にはすべての班が自分たちで選んだ方法で火をおこすことに成功しました。

野外炊飯の様子


起こした火を使い、無事カレー作りを達成しました。様々なハプニングがありながらも、所員が想定していた時間よりもはるかに早く完成させていました。

もっと驚いたのは片づけの様子です。テキパキと自ら動く姿や、所員の厳しい食器洗いチェックにも動じず前向きに取り組む姿を見ることができました。1日目の学びを活かしてカレー作りを達成できた喜びが、片づけのモチベーションにもつながったのでしょうか。

子どもたちのがんばりにより生まれた時間で、ゆったりココアタイム燃えきる前の火を使ってお湯を沸かしました。

 

最後は一緒に頑張った仲間へのメッセージを書き、別れのつどいを行いました。


 

大人の手を借りずに、野外でのカレーづくり。誰にでもできることじゃありません。今回参加してくれた皆さんの頑張る姿に感激しました。むかばき所員一同、皆さんのこれからの成長と活躍を応援しています。

35名の参加者と5名の高校生ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。

またのご参加を心よりお待ちしております。